市議会の承認を受ける見通しの大阪IR、計画の提出期限は間近

カジノ最新動向

大阪の夢である数十億ドル規模のIR計画が今週、大きな前進を遂げた。MGMリゾーツが進める開発プランが市議会による承認を受ける見通しだ。

MGMリゾーツと日本の金融サービス企業オリックスのコンソーシアムは大阪の人工島「夢洲」に1兆800億円(91億米ドル)のカジノリゾートの建設を提案している。

自民党と公明党で構成される84名の市議会は本日、カジノ計画「IR区域開発計画」を賛成多数で一歩進めるとした。GCRAsiaが大阪市議会のIR計画承認について最初に報じた。

議会による投票は議会の最終日に行われた。

夢洲への懸念

日本政府は2018年7月、商業IR開発を3つまで合法化した。4年かかってようやく、政府は関心のある自治体からのカジノ計画提出を受け付けている状況だ。受付は4月28日に締め切られる。

国土交通省はそれぞれのIR計画を1,000点で評価する予定だが、誘致に関心を示しているのは現在のところ大阪のほか和歌山、長崎の3府県のみだ。彼らがIR認定を受ける可能性は高いだろう。

議会からの承認を得て、大阪はMGM・オリックスの91億ドル計画を政府へ提出する見込みだ。ただ、懸念が残る。

MGM・オリックスの担当者らは先週、大阪市議会との現地適合性を図る会議に出席した。土壌汚染のほか、液状化といった島の安定性の問題が提起された。オリックスの執行役である高橋豊典氏は、夢洲はIRに理想的ではないとする市議会の意見に賛同したようだ。

高橋氏は次のように語った。
「夢洲はすでに沈みつつあります。現在私たちは追加の調査を再三行っていて、島が耐えられる建物を設計できるかどうか判断するのが次の段階になります。」

MGM・オリックスが島に対する懸念を免責条項として使えるのか、焦りによって今後開発機会が失われてしまうのか、MGMジャパンのCEO、Ed Bowers氏はそれはありそうもない、と述べた。

Bowers氏はこう述べている。
「私たちは何年にもわたってこの開発計画に取り組んできました。単にあきらめることは考えていません。」

市の承認が必要

大阪市議会はまだIR計画をIR区域開発計画として承認したわけでない。夢洲がこのような大規模な建設に適しているかという書類についてはまだ承認されていないのだ。

市議会は3月29日まで。議会は先月、MGMコンソーシアムとの「基本合意」IR開発契約に署名し、大阪府は夢洲の安全性およびカジノをホストするための予算としておよそ14億ドルを確保した。

最新のIR計画では、計2,500室の3つのホテル、3,500席のシアター、数十のレストラン、小売店舗、フィットネスおよびスパ、コンベンションスペース、結婚式場を予定している。

カジノについては詳細な数字は明らかにされていない。しかし、日本のカジノ法案ではゲーミングフロアはリゾートの全屋内スペースの3%までと限定されている。

出典元:Casino.org

Osaka Casino Backed by Prefecture Assembly, IR Plan Nears Submission
Osaka's dreams of welcoming an integrated resort took a major step forward this week with the prefecture's assembly ratifying the plan.
タイトルとURLをコピーしました