日本政府による統合型リゾート(IR)誘致の審査に関するニュースはなく、入札者らは計画が大幅に遅れるのではと懸念を示し始めている。日本維新の会の池下氏は、政府が年内に大阪のIR計画を承認する可能性は低いとの見方を示した。
国会での岸田首相との質疑応答で池下氏は、2023年3月以降に認可を延期しないよう求め、延期となれば、大阪府のIR計画スケジュールが1年から3年遅れる可能性があると指摘した。
岸田氏はタイムテーブルについてはコメントを控えたが、政府は手続きに則っていると述べた。観光を盛り上げるため、政府がIR計画に真剣に取り組むことも強調した。
IR開発計画が承認されても、リゾートの物理的な建設に加えて多くのプロセスを完了する必要があり、数年かかることが予想される。日本のカジノ規制委員会は、カジノ企業などに対して監査を行い、カジノライセンスを取得する資格があるかどうかを判断する必要がある。
大阪府はIR誘致パートナーとしてMGM-Orixを選定した。同コンソーシアムは1兆円(91億ドル)を投じると見られており、約2,500室のホテル3棟、6万8,000平方メートルのMICE施設、3,500席規模のシアター、様々な日本文化を体験できる施設や商業施設などを提案している。従業員数は約1万5,000人となる見込み。
現在、国土交通省の有識者会議が大阪と長崎の入札を評価している。
2021年7月に設立された有識者会議は7人の学術教授で構成され、それぞれ異なる分野を担当している。また、ギャンブル依存症に関する専門的な知識を持つ医師も参加しているという。
出典元:Focus Gaming News Asia Pacific
Osaka seeks to avoid delay in IR approval
Taku Ikeshita, an MP from the Japan Innovation Party, has pushed the government to avoid delaying a decision beyond March.