マサチューセッツ州のスポーツベッティングが、火曜日に3つの商業カジノ(Encore Boston Harbor、MGM Springfield、Plainridge Park)で開始されることになった。
この3つのカジノは、Everett、Springfield、Plainvilleでスポーツブック店舗の開設が許可された。オンラインスポーツブックは3月に開始される予定。
対面式のカジノスポーツブックは米国東部標準時の午前10時からベットの受付を開始する。各カジノでは今朝、有名人や特典会員、ゲストらを招待してマサチューセッツ州史上初の合法ベットを祝うパーティーが行われた。
EncoreのWynnBet Sportsbook、MGM SpringfieldのBetMGM Sportsbook、そしてPlainridgeのBarstool Sportsbookは、ちょうどスーパーボウルLVIIに間に合うようにオープンした。カンザスシティ・チーフスとフィラデルフィア・イーグルスの試合は次の日曜である2月12日にアリゾナ州グレンデールのステートファーム・スタジアムで開催される予定。
ステートファーム・スタジアムにはスーパーボウルの開催地として初めて店内にスポーツブックが設置される。ステートファーム・スタジアムのBetMGMスポーツブックは1万7,000平方フィートの施設で合法的なベッティングを提供するほか、スタジアムの外、グレートローンにあるテールゲーティングエリアに設置される。
スポーツブック規則
マサチューセッツ州議会は昨年、スポーツ賭博を合法化する超党派の法案を可決し、Charlie Baker州知事(共和党)は8月にこの法案に署名した。
同州のスポーツベッティング法案では、スポーツブックがNFL、MLB、NBA、NHL、PGAツアー、総合格闘技、競馬、ボクシング、テニスなどほとんどのプロスポーツに賭けることができるようになった。
また、The Massachusetts Gaming Commission(マサチューセッツ州ゲーミング委員会、MGC)は、運営団体が公認する限り、それほどメジャーでないプロスポーツの数々も承認した。賭博性の低いスポーツとしては、バドミントン、ビリヤード、ボウリング、フィールドホッケー、ラグビー、バレーボール、水球などが認められている。チェスやコーンホールなどの他のスポーツ、そしてオリンピックについてはMGCが後で検討することになっている。
NCAAが管理する試合のカレッジスポーツベッティングも例外を除き認められている。同州のスポーツベッティング法は、州内の大学に在籍する選手の試合をスポーツブックから排除し、保護しようとするものだ。
カレッジスポーツベッティング法では、マサチューセッツ州にある大学が参加している場合、その試合はスポーツベッティングが禁止される。この禁止はその大学がホームでプレーしているか他州でアウェイでプレーしているかに関係なく適用される。
カレッジスポーツベッティングの規則には1つ大きな例外がある。マサチューセッツの大学が、少なくとも4チームが参加するトーナメントに参加している場合、そのイベントは許可される。つまり、マサチューセッツ大学のバスケットボールチームがNCAA March Madnessトーナメントに出場した場合、その試合はベッティングの対象になるということだ。
エンターテインメントラインの許可
MGCはスポーツベッティングの開始にあたり、非伝統的なスポーツイベントや授賞式も認可するという積極的なアプローチをとった。スポーツブックオペレータらは、ゲーミング規制当局が当初そのようなイベントを禁止していた他州でこの2つを求めてきた。
メジャーリーグ・イーティングが毎年7月4日にコニーアイランドで行うホットドッグ早食い選手権のようなイベントでもスポーツブックが許可される。また、アカデミー賞やその他エンターテインメント賞の授賞式へのベッティングも許可される予定。
対面式のスポーツブックは総収入の15%を州に納めることになっており、オンラインスポーツブックに関しては20%の税率となる。
出典元:Casino.org