Problem Gambling Severity Index(ギャンブル依存深刻度指数)によれば、治療を全て終えた人の92%に日々の生活行動に改善が見られ、86%に心理的な改善も見られたと報告している。
2021年~2022年に治療を終えた人のうち、63%が治療プログラムを全て完了した。
さらに、NGTS(The National Gambling Treatment Service、全国ギャンブル治療サービス)に助けを求めた人の半数が連絡後5日以内に、75%が12日以内に初診を受けたという。
この報告はGambleAwareから委託を受けたもので、イングランド、スコットランド、ウェールズで過去1年間に7,072人がギャンブル依存関連の問題に対して治療を求めたとし、30%が治療プログラムを完了しなかったとしている。
NGTSへの紹介状のほとんどはNational Gambling Helpline(全国ギャンブルヘルプライン)からのもので57%を占め、26%は紹介状なしで患者自らがコンタクトをとったものであった。
ギャンブル関連の問題に悩む大多数がオンラインギャンブルを利用しており、若年層が大半を占めている。
GambleAwareのCEO、Zoë Osmond氏は年間統計についてこう語った。
「NGTSがギャンブル依存で苦しむ人の助けになり、非常に効果的な治療を提供しているのは大変心強いことです。」
「また、より高度な治療にアクセスする人の数は減少していますが、サポート手段としてヘルプラインや他のサービスを利用している人の数が増えていることもあり、バランスが取れている事実も肯定的に捉えることができます。ギャンブル依存は誰にでも起こり得ることであり、早い段階でサポートや治療を受けるよう促すことが重要です。」
出典元:Gambling Insider