全米インディアンゲーミング委員会(NIGC)は、2023年度のゲーミング総収入(GGR)を過去最高の419億ドルと報告した。
この数字は22年度のGGR結果より2.4%増となる。この発表は、ウィスコンシン州グリーンベイで開催されたウィスコンシン・ゲーミング・レギュレーターズ・アソシエーション・サマーコンファレンスにおいて、Sharon M Avery議長とJeannie Hovland副議長によって行われた。
2023年度の収入データによると、NIGCの8つの地域全てが前年度より成長した。
Avery氏は次のようにコメントした。
「今年のGGRの結果は、強力な規制の枠組みと部族ゲーミング事業の多様性がいかにゲーミング産業の成長を生み出しているかを示しています。今年もまた、部族ゲーミング事業者と規制当局は、絶えず変化するゲーミング環境に直面しても、その創意工夫と粘り強さが成長の起爆剤となることを証明しました。」
FY23のGGRは近年の成長傾向に続くものである。22年度のGGRは409億ドルで、21年度の実績を5%上回った。
これらの数値は、29州にある244の連邦公認部族が所有する519のゲーミングオペレーションの独立監査による財務諸表から算出された。2020年にはCOVID-19の流行によりGGRが278億ドルへと大きく落ち込んだものの、2021年には390億ドル、2022年には409億ドルへと部族ゲーミング産業は回復している。
また、NIGCのリーダーも交代した。2023年1月、NIGCで最も長く法務顧問を務めたMichael Hoenig氏が退任。在任中、スポーツベッティングの拡大や新たなサイバー脅威など新たな問題への対応や規制の強化において重要な役割を果たした。
出典元:GAMBLING INSIDER