米国ゲーミング協会(AGA)によると、今週末のスーパーボウルLVIIでは過去最高の5040万人が推定160億ドルを賭けると予想されている。
AGAは2,199人の成人の統計をもとに、アメリカの成人の20%が今週末のフィラデルフィア・イーグルスとカンザスシティ・チーフスの試合に少なくとも1回は賭けると述べた。
これは2022年の記録から61%増加することになり、AGAはさらに賭け金が前年比2倍以上になる見込みであると付け加えた。
試合に賭ける予定の成人のうち、3000万人はオンラインやスポーツブック店舗で従来のスポーツ賭博を行う予定で、昨年より66%増、2800万人は友人と気軽に賭けるか、スクエアコンテストの一部として賭ける予定で、2022年比で50%増となる。
AGAは、合法化の広がりがファンのNFLへの関心を高めていると指摘し、34%のファンが合法化の拡大によりNFL観戦がより面白くなったと答えている。現在、約33の州とワシントンDCで合法的な賭博が行われている。
AGAのプレジデント兼CEOであるBill Miller氏は次のように述べた。
「毎年スーパーボウルは、スポーツベッティングの合法化のメリットを際立たせる役割を果たしています。ベッティングする人は規制された市場の保護に移行し、リーグやスポーツメディアでは合法化に関連した取り組みが増え、合法的なオペレータは全国規模で必要な税収に貢献しています。」
責任あるギャンブルのメッセージという点では、従来のスーパーボウル観戦者の71%が、過去1年間に何らかの形で安全な賭けを促すキャンペーンを目にしたと回答している。
また、35歳以下の若い世代ほど、責任あるギャンブルのメッセージを見た記憶があり、合法的に賭けをすることが重要であると考える傾向があることも明らかになった。
Miller氏は次のように述べた。
「合法的なスポーツベッティングへの関心が高まる中、ゲーミング業界は責任を持ってワールドクラスのエンターテインメントを提供するとともに責任ある賭け方について消費者を教育し、違法賭博の撲滅に向けて全ての人にとって安全で競争力ある持続可能な合法市場の構築に取り組んでいます。」
また、試合前のアンケートでは、44%のファンがイーグルスとチーフスにそれぞれ賭ける予定であり、どちらのチームが勝つかファンの間で意見が分かれたという。
出典元:iGB North America