店舗型カジノプロバイダの不在があったものの、イベントは質が高く、多数のビジターが訪れた。
イギリス―本日(4/14)、ICE London 2022が無事に終幕した。ゲーミング業界の主要プレイヤーらが集結し、広く期待された本イベントは、新型コロナウイルスによる各種制限があったものの、質が高く、ビジターも多数訪れた。
「ICE Londonは間違いなくゲーミング業界で最も重要なイベントであることが証明された。」
店舗型カジノプロバイダの不在がいくつか見受けられたが、本イベントには大勢の人が集まり、参加企業らのブースは大きく、革新的なデザインや印象的なプレゼンテーションが披露された。
3日間にわたるこのイベントで様々なソリューションや革新的なプロダクトを披露した企業の一部は次の通りだ。BetConstruct、BMM Testlabs、Comtrade Gaming、Digitain、EGT Interactive、Endorphina、EveryMatrix、Evolution、GameArt、Gamanza、Genius Sports、Kambi、Mondo Gaming、Pronet Gaming、Soft2Bet、Sportradar、Technamin、TransAct、TVBET、WorldMatch。
今年の参加企業の90%以上はスポーツベッティングとオンラインゲーミングプロバイダであった。これは新型コロナウイルスの影響でこのセクターが飛躍的に成長したことを表している。
ギャンブル業界の評判と今後の決済手段としての仮想通貨
今年のイベントでは2つのテーマが目立った。仮想通貨とギャンブル業界の評判だ。
まず1つ目のテーマについて、ますます多くの企業が決済手段として仮想通貨を取り入れており、今年は決済やクリプト技術に特化した企業の展示ブースが目立った。
デジタル決済の未来について語ったResorts World Las Vegasの社長であるScott Sibella氏は次のように述べている。
「キャッシュレス決済について語る際、クリプトなしでは語ることができません。」
ギャンブル業界の評判は月曜に行われたWorld Regulatory Briefing(世界規制ブリーフィング)の会話で上がったトピックであった。
ゲーミングの許可と収入源からの恩恵を受けることをうまく両立させるにはどうしたらよいかについて語ったNCLGCの社長Keith Pickard氏は次のように述べた。
「これらの両立について語る際この業界が理解しなければいけないのは、利益以上のものについて語るべきだということです。」
「不利益とは何か、こういった不利益を軽減するにはどうしたらよいかを語るべきです。」
Betting and Gaming Council(ベッティング・ゲーミング評議会、以下BGC)のチェアマンBrigid Simmonds氏は、BGCがホイッスルバナーを導入し、サッカー試合中にテレビやラジオでの広告を制限し、プレミアリーグがクラブのサイトでベッティングやオッズを表示する広告をやめたと説明した。
同氏はさらに続けて、業界として協力することは「変化を生み出し」信頼性を高めるために必要不可欠で、業界にはまだまだやるべきことがあるとした。
出典元:Focus Gaming News Asia Pacific