ラスベガスに新たに引っ越してきたハリウッドスターが街に大きな変革をもたらすかもしれない。8月に1450万ドルで2階建ての新居を購入したマーク・ウォールバーグが、街を大手映画スタジオを完備した「ハリウッド2.0」に作り変えたいと語っている。
数十年にわたって、多くのハリウッドスターらがラスベガスを自身の故郷としている。これは、家族を養うため、引退後の生活もしくはセミリタイアを楽しむため、パパラッチから逃れながら比較的静かに暮らすためだ。
ニコラス・ケイジやカルロス・サンタナ、ニック・カーターなど現在活躍中のスターたちが、ジェリー・ルイスやトニー・カーティス、レッド・フォックスの足跡をたどっている。ラスベガスの郊外で彼らがディナーやショッピングを楽しんでいるところを見かけるのは珍しいことではないが、ラスベガスストリップで彼らを見かけることは、仕事をしているとき以外はまずないだろう。
その慣習を破りたいというのがマーク・ウォールバーグだ。「Lights, Camera, Vegas」というインターネットトークショーに出演した彼はこう語った。
「私はネバダ州に住んでいる。できれば映画スタジオを作るつもりだ、ネバダ州にね。多くの雇用と興奮を生み出したい。ハリウッド2.0だ。」
スニーカーのリセールマーケットプレイス「StockX」の一部を所有する彼は、靴工場の建設についても言及した。
彼にはこれらの夢を全て実現するための資金がある。Parade.comによると、彼の資産はなんと4億ドルにもなるという。
サミット・クラブの1450万ドルの邸宅に加え、ウォールバーグはこの夏、同じ高級住宅街サマーリンに1560万ドルで2.5エーカーの土地を購入したばかりだ。この物件は、歌手セリーヌ・ディオンの自宅のすぐ近くである。
ラスベガスを離れない
ウォールバーグがラスベガスを「故郷」と呼んだのは、どうやら本心からだったようだ。彼の子供がサマーリン近郊のBishop Gorman高校(年間1万5000ドルのカトリック系私立校)に通っていると言われており、彼がインターネットチャットで「Bishop Gorman!」とサッカーを応援するのも納得がいく。(ウォールバーグと妻のモデルのレア・ダーラムには、18歳、16歳、14歳、12歳の4人の子供がいる。)
「彼らの最初の試合を見てきたよ。」
彼とケヴィン・ハートが出演するNetflixのコメディ映画「Me Time」のプロモーションインタビューでそう語った。
Los Angeles Timesによると、ビバリーパークにある彼の大豪邸は8750万ドルで売りに出されているという。
2017年3月にウォールバーグがストリップのBally‘s(現在はHorseshoe)のGrand Bazaar ShopsにハンバーガーレストランWahlburger’sをオープンした時点で、引っ越しは示唆されていたようだ。(ウォールバーグは兄のドニーとポールとともにファーストフードチェーンを経営している。このビジネスは、A&Eで2014年から19年まで放映されたリアリティショーにもなった。)
「ラスベガスは世界のエンターテインメントのメッカで成長を続けている。ここは僕らが早くから望んでいた場所だよ。」
彼はLas Vegas Review-Journalに語った。
出典元:Casino.org