Hard Rock Internationalは1月11日の全国人身売買啓発デーを記念して、人身売買の撲滅と防止における業界の役割を強化するため革新的な活動を展開していくと発表した。
同グループは様々なパートナーシッププログラムを通じて、被害者、生存者、危機に瀕した若者への直接的な支援を拡大し、革新していく。
これにはコヴナントハウス・ニューヨークとの青少年雇用プログラムや「Twentyfour-Seven Anti-trafficking QR Code」などが含まれる。
前者は、ニューヨーク市で家出をした人やホームレスの若者にサービスを提供する最大手のコヴナントハウス・ニューヨークと協力し、ホスピタリティ業界でのキャリアを提供するもの。このプログラムの参加者は、Hard Rock Cafe Times SquareとHard Rock Hotel New Yorkで働く機会が得られる。
後者は、Hard Rockの各店舗にQRコードを試験的に設置し、人身売買に関する情報を提供するとともに緊急支援リソースに直接アクセスできるようにするもの。QRコードのステッカーは人身売買の被害に遭いやすい人々を支援するために生存者によって作成され、トイレやエレベーターの待合室、交通機関の待合室、駐車場などに貼られる予定で、ニューヨーク、ハリウッド、シンシナティ、マドリードの施設でステッカーの試験運用が行われる予定。
Hard Rockは次のように述べている。
「商業的な性的搾取や強制労働などの人身売買は様々な組織的犯罪行為と関わっているため、世界のホスピタリティ産業全体にとって複雑な課題となっています。」
「Hard Rockは数年前から人身売買に対する認識を高め、防止するために、全世界のホテルおよびカジノで働く2万7,000人以上のスタッフのトレーニングに努め、地域パートナーや支援団体の皆様と協力するなど包括的なプロトコルを実施しています。」
また、今月末にブロワード人身売買連合(BHTC)に参加し、コミュニティリーダーや政治家らと共に人身売買被害者の被害と権利について認識を高める予定だ。
Hard Rock International会長のJim Allen氏は次のように述べた。
「Hard Rockは国内および世界中のコミュニティパートナーと協力して、人身売買の防止に役立つ解決策を革新することを約束します。」
出典元:Gambling Insider