北朝鮮は、平壌にある廃墟と化した柳京ホテル内にカジノの権利を認めるかもしれない。しかし、投資家はまず37年間建設中だったホテルの内装を完成させる必要がある。
北朝鮮は冒険好きな投資家のために取引をするかもしれない。首都平壌にある未完成の高層ビルを完成させた者は誰でも、そこでカジノを運営する権利を得るらしい。
105階建て(330メートル)の鉄骨とガラスでできた柳京ホテルは、北朝鮮で最も高いビルだ。また、この国で最も長い間停滞している建築プロジェクトでもある。
このホテルは1987年に着工し、1992年に3,000室をオープンする計画だった。それから37年経った今も、巨大なロケット型の建物は未完成で未入居のままだ。そして「運命のホテル」という不運な呼び名で呼ばれている。
では、何が起こり、次に何が起こるのか?
ソ連の支援終了と飢饉
1991年、ソビエト連邦が崩壊し、モスクワから朝鮮民主主義人民共和国への長年にわたる補助金が打ち切られた。ロシアの資金と燃料がなければ、北朝鮮の経済は低迷した。その後、広範囲に及ぶ洪水で国内の農地の15%が破壊され、数百万人が影響を受けた数年にわたる飢饉が始まった。未完成ホテルのファサードは忘れ去られた。
しかし近年、この場所での作業が再開された。2011年、外壁のガラス工事が完了。2012年には高級ホテル会社のKempinskiがこの頂上で宿泊施設を提供すると発表し、その後すぐに撤退した。2018年、ビルのファサードに巨大なLEDライトウォールが設置された。定期的に政治的プロパガンダや北朝鮮の歴史、国旗の画像が表示される。
最新の計画
現在、ある情報筋がRadio Free Asiaに語ったところによると、政府は「柳京ホテルにカジノを設置する計画」を検討しているという。
匿名の情報筋によれば、この計画はいわゆる「仙人王国」に外国からの投資を呼び込むためのものだという。
「ホテル内に設置されるカジノの場所を決定する権限と、カジノを運営する権利は、内部の建設費用を投資する外国人企業家に与えられる」と、この情報筋は付け加えた。
北朝鮮には現在2つのカジノがあり、どちらも外国人専用である。一つは平壌にある高級ホテル、羊角島(ヤンガクド)にある。もう一つは、中国やロシアとの国境に近い羅先(ラソン)経済特区のビパ・ホテル内にある。
金正恩第1書記の下、北朝鮮は外国人旅行に対してよりオープンになっている。そして明らかに、新たな外国からの投資も歓迎されている。
「カジノが建設され、(中略)ホテルの宿泊施設、レストラン、プール、ビリヤード場が最終的に完成すれば、(中略)平壌の観光は活性化すると期待されている」と情報筋はRFAに語った。「だからこそ、海外からの投資が切実に必要なのです。」
出典元:iGamingBusiness
